2017年の6月、来年小学生になる娘のランドセルをそろそろ 購入しないといけないと思っている矢先でした。
既に購入したという友達や、パンフレットをどっさりと集めている友達など、周りの友達の状況を聞く機会があり、完全に乗り遅れている感じに気が付きました。
そこで、慌ててパンフレットを取り寄せることにしました。
パンフレットの内容から各店舗の商品のラインナップ、料金、早期申込割引などをまとめました。
また、2019年4月入学用のランドセルの情報についても調べてみましたが、2018年2月21日時点でカタログの請求は始まっています。また、ランドセルの販売開始時期も2017年よりも2018年の方が早く設定されています。2018年4月から工房系のランドセルの販売は開始されるようです。
目次 Contents
パンフレットの請求
パンフレット(カタログ)を請求しようと思いましたが、2017年6月12日時点で、既にパンフレットの請求が終わっているお店もありました。
候補として考えていたのは、職人さんがランドセルを作っている販売店、工房系のお店です。
2016年6月12日時点でのパンフレット請求可否
請求ができた店舗
・土屋鞄製造所 請求してから1週間ほどで到着
・池田屋 請求して3日ほどで到着
・中村鞄製作所 請求して3日ほどで到着
・神田屋鞄製作所 請求してから5日ほどで到着
請求ができなかった店舗
パンフレット(カタログ)の請求ができない店舗もありましたが、請求できない店舗については、Webサイトでカタログの閲覧ができるようになっていました。ただ、冊子で見たい、カタログを請求すると合わせて革のサンプルもついてくる場合もありますので、カタログを請求するのであれば、4月~5月にかけて各店舗のWebサイトを確認しておくのがよいです。
なお、Webサイトからのカタログ(パンフレット)の請求ができなくても、展示会に行くことで貰える場合もあります。(7月にモギカバンの展示会に行った際にはパンフレットを貰うことができました。)
ランドセルの素材
ここからは、パンフレットを見て、自分なりに学んだランドセルの基礎知識を記載しています。まずは、ランドセルの素材についてです。
ランドセル選びでポイントのひとつになってくるのが、ランドセルの素材です。
ランドセルの素材は、大きく分けると3つあります。
・牛革
・馬革(コードバン)
・人工皮革
それぞれの革の特徴
・牛革
強度があるが水に弱い。ただし、防水加工がされているものがほとんど。使い込むことで生まれる風合いが魅力。
・馬革(コードバン)
ランドセルに利用される素材の中では1番高価な皮革。馬の臀部からとれる皮革だが一頭につきランドセルのふた1~2枚分しかとれない。革の密度が細かく、なめらかでしっとりした質感がある。
・人工皮革
牛革に比べると防水性が高く軽量であり、価格は安い。
コードバンは別として、牛革と人工皮革の品質の差はほとんどないと、どの店舗の店員さんの説明を受けました。
牛革と人工皮革の違いは、使い込むことで生まれる牛革の使い込んだ感じを選ぶか?人工皮革のコストパフォーマンスを選ぶのか?個人的な嗜好の違いで、どちらを選ぶのがを決めるのが良いと思います。
ちなみに、馬革のコードパンですがコードバンでランドセル全てを作ることは少なく、ランドセルの「かぶせ」と呼ばれる本体を覆うための部分にだけ、コードパンを利用することがほとんどです。
これは、コードパンが高価な革であること、馬一頭からでも、取れる量が少ないためです。
なお、各社のパンフレットやカタログを確認すると、どの革を利用しているかを確認できます。
ただ、コードバンについては「かぶせ」の部分だけと分かりやすく表記している工房とそうでない工房とに分かれました。
誤解を与えないように正確性を気にしている、つまり、細部にまで気を配っているかどうかという点の判断材料になると思いました。
各工房のランドセルの特徴
店舗や展示会でランドセルを見てきましたが、それぞれのランドセルの個人的に感じた特徴は以下の通りです。
・鞄工房山本
ランドセルのふたや側面にワンポイントでの模様が入っている。このワンポイントが良いアクセントになっている。
・中村鞄製作所
デザインはシンプル。鞄のふたや側面にはステッチはなし。一番の特徴は背あて部分にNASAでも利用している素材を利用している点。実際に、指で押しながら力を加えるとゆっくりとくぼみができ、力が入って部分がしっかりとフィットするようになっている。早期申込で購入できるとコスパの良いランドセル。
・神田屋鞄製作所
オーダーメイドのランドセルを作ることができ、自分好みにデザインができる点。また、カルちゃんはカルちゃんというだけあり、軽いランドセルでした。
・池田屋
シンプルなデザインのランドセル。ただし、ランドセルのふたの部分や側面に刺繍シールを貼ることで女の子はかわいい、男の子はかっこいいデザインにすることが可能。
・土屋鞄製造所
シンプルなデザインのランドセル。他の工房との一番の大きな違いは、ランドセルが少し小さい点。A4フラットファイルが非対応。(実際には入らないことはないが、斜めにしないと入らない様子。A4フラットファイル=表紙が紙で2つの穴を開けて資料を綴じる)ただ、革の感じや作りはしっかりしている。(個人的には財布や鞄など、使っていることもあるのでその良さは実感している。A4フラットファイルが入れずらい点があったので選択肢から外しました。
ランドセルの料金
ランドセルの料金ですが、申込を早く行うことで割引価格で購入できる早期割引(早割り)を設定している工房もあります。
なお、早期申込ですが、期限が設定されていますが期限前であっても商品が完売する場合もあり、その場合は購入できないので注意が必要です。
各工房のランドセルの料金(2017年の販売時の)は以下のとおりです。
鞄工房山本
山本鞄のランドセルの価格(税込)は以下のとおりです。なお、早期割引は実施していません。
・牛革のランドセル:55,000円~79,000円
・人工皮革のランドセル:59,000円~63,000円
・コードバンのランドセル:89,000円~179,000円
中村鞄製作所
中村鞄のランドセルの価格(税込)は以下のとおりです。
中村鞄は、早期割引を実施しています。
・牛革のランドセル:64,000円 → 早期割引:58,000円
・人工皮革のランドセル:51,000円 → 早期割引:46,000円
・コードバンのランドセル:91,000円 → 早期割引:82,000円
※早期申込割引は、2017年8月31日までに申し込みを行った場合に適用されます。
※早期申込期間中であっても完売になった場合は、申込終了となります。
神田屋鞄製作所
神田屋鞄のランドセルの価格(税込)は以下のとおりです。
神田屋鞄は、早期割引を実施しています。
・牛革のランドセル:69,000円~80,000円 → 早期割引:61,800円~73,800円
・人工皮革のランドセル:52,000円~66,000円 → 早期割引:43,800円~59,800円
※オーダーメイドの早期申込割引は、牛革が1800本、クラリーノが8200本と、製作可能数で設定されているため、いつまでという記載はパンフレットにはありませんでした。
※オーダーメイド以外のカルちゃんランドセルについては、2017年9月4日までに申し込んだ場合に適用されます。
池田屋
池田屋のランドセルの価格(税込)は以下のとおりです。なお、早期割引を実施していません。
・牛革のランドセル:62,640円~64,800円
・人工皮革のランドセル:42,120円~55,080円
・コードバンのランドセル:91,800円
土屋鞄製造所
土屋鞄のランドセルの価格(税込)は以下のとおりです。なお、早期割引を実施していません。
・牛革のランドセル:64,000円~75,000円
・人工皮革のランドセル:58,000円~68,000円
・コードバンのランドセル:92,000円~110,000円
・ヌメ革ランドセル:100,000円
・軽井澤:140,000円
ランドセルの販売開始時期について
各工房の2017年のランドセルの販売開始時期
・鞄工房山本 2017年6月10日
Webサイトのみ 商品ごとに販売開始時間と販売する期間が決められていた。2017年6月11日で一旦、注文受付終了。7月中旬ごろ、一部の商品で再販開始予定。
・中村鞄製作所 2017年4月17日
Web・店頭・電話・Faxで申し込みが可能。
・神田屋鞄製作所 2017年4月10日
2017年4月10日からWeb(オーダーメイド)が開始。2017年4月20日 店頭 ※電話・FAXも可だが、開始時期は確認できず。
・池田屋 2017年5月5日
2017年5月5日から受注展示会が開始。
・土屋鞄製造所 2017年6月27日
2017年6月27日からWebサイトで販売開始。(商品ごとに販売開始時間と販売する期間が決められている)店頭は、2017年7月1日から。
2018年の販売時期(2019年度入学用)のランドセルの発売時期
・鞄工房山本
2019年4月入学用のランドセルは『2018年5月からWebサイト』で販売されるとのことです。2018年2月23日から2019年4月用のランドセルのサンプル展示が順次開始されます。
→山本鞄の2019年用のランドセルサイト
・中村鞄製作所
2019年4月入学用のランドセルは『2018年4月18日からWebサイト・電話・店舗』での注文が開始されます。また、2018年2月20日から2019年4月入学用のラインナップが公開されています。
→中村鞄製作所の2019年のランドセルサイト
・神田屋鞄製作所
2019年4月入学用のランドセルの情報はまだ開示されていません。(2018年2月21日時点)カタログの請求のみ開始されています。
→2019年4月入学用のカタログ請求ページ
・池田屋
2019年4月入学用のランドセルは『2018年4月上旬』から注文を受け付けるとのことです。また、2018年2月上旬から店頭での展示が開始されるとのことです。
→2019年4月入学用のランドセルサイト
・土屋鞄製造所
2019年4月入学用のランドセルは『2018年4月からWebサイト・店舗・出張店舗』で注文を受け付けるとのことです。2017年は6月であったことを考えると2カ月も早く注文が始まります。詳細は2018年2月28日に発表されるとのことです。ちなみにカタログの受付は開始されており、3月末から順次発送されるとのことです。
→土屋鞄の2019年用のランドセルサイト
各工房を訪問して
ここからは各工房の店舗や展示会での様子を紹介します。
神田屋鞄の船橋ランドセル館を訪問
神田屋鞄のカルちゃんランドセルを見に船橋ランドセル館に行きました。
住所:千葉県船橋市前原西2-22-12ロッソパスタビル1F
TEL:047-493-7701
近くの駐車場
最寄駅は総武線の「津田沼駅」になります。徒歩で5分ぐらいで行くことができます。
車で行く場合は、上記の地図の赤枠の部分にタイムズ駐車場があります。
タイムズ津田沼前原西 ⇒ https://times-info.net/P12-chiba/C204/park-detail-BUK0035422/
タイムズ津田沼前原西の住所は「千葉県船橋市前原西2-34」です。
41台駐車することができ、料金は25分で300円です。隣にはセブンイレブンがありました。
ここから歩いて約3分で船橋ランドセル館に行けます。
お店の状況
日曜日の13時くらいに訪問しましたが、結構なお客さんがいました。
お店に入ると店員さんがすぐに、手前が「かるチャン」で奥が「オーダーメイド」と説明だけしてくれました。そこからは、聞きたいことがあればこっちから聞くような感じでした。
オーダーメイドの検討をしている方が多いような印象をうけました。オーダーメイドを利用する方は、オーダーメイド用紙をもって、各パーツの検討をしていました。その用紙を持っている方が多かったです。(イメージとしては、お客さんの7割くらいの方がオーダーメイド用紙を持っているような感じでした。)また、店員さんに詳しく話を聞こうと思えば聞くことは可能でした。
なお、カルチャンランドセルは、やはり「カルチャン」というだけあり、軽かったです。
余談ですが、トイレは店舗にひとつでした。ひとつのため男女兼用です。
中村鞄製作所の展示会を訪問
中村鞄については、柏の葉カンファレンスセンターで実施された展示会に行きました。
柏の葉カンファレンスセンター
柏の葉カンファレンスセンターは、つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅から徒歩で約3分ほどでした。
住所:千葉県柏市若柴178−4
TEL:04-7133-4650
柏の葉キャンパス駅(改札を出て左側に行く)を出るとロータリーがあります。このロータリーを左に見ながら進むと、左斜め前に三井ガーデンホテルが見えてきます。この2階に「柏の葉カンファレンスセンター」があります。
駐車場が完備されており、2時間までは無料で利用できます。
中村鞄の展示会はこの柏の葉カンファレンスセンターで行われていましたが、池田屋や神田屋鞄なども、この柏の葉カンファレンスセンターでランドセルの展示会を実施しています。
9時50分ぐらいにカンファレンスセンターに着きましたが、すでに7家族ほどが10時からの開始を待っていました。
10時から展示会が始まりましたが、ランドセルを見に来たというよりも注文しに来ている方のほうが多かったです。
また、6月25日にはほとんど完売することが想定されているとの説明書きもありました。
6月24日の展示会に参加しましたが、ランドセルの販売状況もほとんどが完売状態でした。
上記は「牛革のパステルクラシック」というランドセルの完売情報です。「人工皮革のパステルクラシック」も同じように完売している状況でした。(以下の写真)
6月の終わりではほとんど色を選べないような状況ですので、5月中の購入が良いかと思います。
鞄工房山本の銀座店を訪問
鞄工房山本(山本鞄)のランドセルを見に山本鞄の銀座店に行ってきました。
住所:東京都中央区銀座 2-4-18 アルボーレ銀座 B1F
TEL:03-6228-7451
定休日:水曜日
営業時間:平日11:00~17:00 土日祝10:00~17:00
銀座店へのアクセス
最寄りの駅は有楽町線の「銀座一丁目」です。銀座一丁目の5番出口を出て、左前のビルの地下1階になります。
銀座一丁目の5番出口を出ると、左前に以下のようなビルが見えます。
この脇道を入っていきます。以下の写真の入り口からビルの中に入ります。
ビルに入ってすぐ左に曲がるとエレベータがあるので、そこから地下1階に降りるか、エレベーターを通り過ぎて、5mほど歩いた左側に山本鞄の入り口(地下に降りるための階段)があるので、そこから地下に降りて行くこともできます。
銀座店の店内の様子
エレベータで地下に行き、エレベータから降りて左を見ると入口があります。
銀座店は、L字型の形をしており、そこにランドセルが飾られています。
お店のイメージは高級感のあるすっきりとした感じのお店です。
一旦、完売していることもあり、お店に来ている人も少なかったです。すでに完売していることを知らない方もいらっしゃいました。
なお、一部商品で再販が予定されているとのことでしたが、訪問した時にはまだ日程が決まっていませんでした。
7月1日にWebサイトを確認すると7月15日AM10時から再販がされると記載がありました。
再販される商品は「レイブラック・ノイ」「アンジェール」「ドゥ・ラフィーネ」の3商品です。
池田屋鞄の銀座店に訪問
池田屋鞄の銀座店にランドセルを見に行ってきました。なお、鞄工房山本でランドセルを見てから、池田屋鞄に行きました。歩いて10分弱くらいのところにありました。
住所:東京都中央区銀座5丁目8-20銀座コア3F
TEL:03-3289-8983
最寄駅は、地下鉄の銀座駅で徒歩3分くらいです。
銀座コアという商業施設ビルの3階にあります。入口はこんな感じです。
壁一面にランドセルが並んでおり、土曜日の13時頃に行きましたがかなりの混雑でした。(訪問した中で一番混雑していました。)
ただ、並んでいるランドセルの数が多いこともあり、ランドセルを背負ってみることもできないということはありませんでした。
ランドセルはシンプルなデザインでした。シンプルなデザインになれば、なるほど革の感じがランドセル全体の印象を左右するように感じられます。
そのため、なんとなく物足りない印象、これだ!という特徴がないように感じました。
ランドセル全体のパッと見た印象は物足りない感じですが、実は、シールを貼ることで自分なりのデザインができたり、側面にあるフックの取り外しが簡単であったりと、使うことを考えての工夫はかなりされています。
まだ売り切れは発生しておらず、秋までに注文すれば購入できないことはないという話しを店員さんから聞きました。
秋まで注文できるので、現時点で娘が気に入ったものが購入できなかった場合は、池田屋のランドセルにしようと思いました。
→ 教科書も収納可能で自分の机まであるランドセルラック
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