サッカーを教える機会があるわけではないが、もし娘がサッカーをやりたいと言い出した時に、役に立てばいいかなと思ったことと、アマゾンのレビューの中に、以下の内容が記載されていたこと。
子どもの導き方はもちろん、部下を持つマネージャーの立場で読んでみても、とても興味深く読みました。
というレビューの記載があったこともあり、読んでみました。
サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法を読んでみようとしたきっかけ
レビューの内容からサッカーの指導方法が記載されているわけではなく、筆者がサッカー指導時に心構えとして持っていることが書かれているのではないかと感じられたこともあり、購入しました。
「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法」を読んでみての感想
当初、感じていたように具体的なサッカーの指導方法についての内容ではなく、指導するにあたっての根本的な考え方や、子どもへの接し方などについての内容がメインとなっており、池上さんが持ち合わせている、大切にしている考え方が学べた。
ちなみに、最初の部分で以下のような記載があります。
指導するコーチに向けて書いた子どもへの接し方や教え方などの部分も、実はわが子をサポートするお父さんやお母さんの子育てに共通するものです。その逆も然り。家庭での子育ての話は、そのままグラウンドでのコーチングに応用できます。
このように子どもとの接し方について書かれているのには訳があって、筆者の池上さんは「STAR parenting(スター・ペアレンティング)」という子育てのスキルを20代の後半に、学んでいたためです。
あるお子さんを辞めさせてしまったことに悩んでいて、また、ご自身にもお子さんが生まれたばかりの頃ということもあり、子育て支援の関係者を通して、上記の方法に出会ったようです。
本にも以下のような記載があり、
少年スポーツはどの競技も練習方法やメニューは山ほどありますが、子どもに対する接し方のプログラムはこれといったものはありません
特に小学生以下を対象としてスポーツを教える場合は、練習メニューもさることながら、子どもへの接し方も非常に重要だと感じました。
サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法の内容
「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法」ということで全部で11の魔法が紹介されています。
・肯定する
・上達する
・楽しませる
・気づかせる
・考えさせる
・進化する
・夢を持たせる
・余裕を持たせる
・自立させる
・和をつくる
・問いをかける
これらを見ると、子どもへの接し方というだけではなく社会に出てからも必要となることが書かれていると感じました。
サッカーを教えるときに参考になったこと
何と言っても「子どもにヘディング練習はNG」と書かれていたこともあり、自分が習ってきたことを、子どもにそのまま教えてはいけないのだと感じました。
自分は中学校からサッカーを始めたこともあり、もし娘にサッカーを教えることがあれば、自分の経験から娘にサッカーを教えると思いますが、自分が習ってきたことをそのまま伝えてはいけないのだと感じました。
また、小学生年齢で11人制のサッカーをしているのは、日本、中国、韓国の東アジアの国だけのようで、オランダの少年サッカーは4対4とのことでした。
理由としては、3人だとトライアングルがひとつしかできませんが、4人になった途端にトライアングルが4つできるようになるからです。
非常に目からウロコの内容でしたが、理由を聞くとなるほど!と思う内容でした。(自分の経験、古い知識だけで教えてしまうのは危険なんですね。)
自分に活用できるところは?
この本に書かれていることは、子どもにサッカーを教える場合(サッカーだけでなくスポーツ全般と言い換えることができると思いますが)の声かけの方法や接し方は、普段の生活の中でも活用できそうです。
ただ、この内容を実行しようとすると親の忍耐力が試される場面に度々、遭遇すると思いますが、自分も親として試されていると考えながら、子どもに何事も経験させること、自分で考える力をつけるためにも書かれている内容をひとつでもいいから実行しようと思いました。(ただし、自分にも覚悟が必要ですが。。。)
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