日本国内での聖火リレーが2020年3月26日から福島県から開始されますが、新型コロナウイルス感染症の影響でどのような状態で聖火リレーが実施されるのか?が気になっているので調べてみました。
2020年3月24日に発表がありましたが、東京オリンピックの延期が決まり2021年夏までの実施に向けて具体的に検討していくことでIOCとも一致したと発表があり、聖火リレーも中止となることが決まりました。
まずは、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の基本的な方針から確認していきます。
目次 Contents
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会からの新型コロナウイルス感染症対策について
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の公式サイトを確認すると新型コロナウイルス感染症について2回のリリースがありました。(2020年3月7日時点で)
1回目のリリースが2020年2月26日で「新型コロナウイルス感染症対策について」というタイトルのものです。
内容としては、2020年2月26日に日本政府の方針を踏まえて、イベントの開催については個別に検討して実施するかの判断をしていくという内容でした。
また、イベントを開催するにあたっては以下のような取り組みをしたうえで実施していくと記載されています。
・手洗いの徹底、咳エチケットの徹底
・消毒液、手洗い所を会場の入口をはじめ容易にアクセスできるよう各所に設置
・マスクは各自用意してもらうことを連絡
・自宅等において発熱、咳、くしゃみなどの症状があった場合には、参加をご遠慮いただく
・会場内で体調に異変を感じた場合、イベント参加者は発熱などの症状があれば帰宅、スタッフは上長へ報告し帰宅
このような対策を実施したうえで、今後の新型コロナウィルス感染症の動向を見守りつつ、適宜見直していくと記載がありました。
次に、リリースがあったのが2020年3月4日です。
「東京2020オリンピック聖火リレー実施における新型コロナウイルス感染症対策の基本的な考え方」ということで、聖火リレーという文言を使って基本的な考え方を提示しています。
この考え方については「基本方針」と「個別の実施方針」という2つの項目が記載されていました。
基本方針に記載されているポイントとしては「聖火ランナーや観客の皆様、運営に関わるスタッフに新型コロナウイルス感染症が広がらないための適切かつ必要な対応をしながら、実施します」という内容が記載されていました。
この内容を読むと、基本的には実施することを前提としているように見受けられます。ただし、この「基本方針」が記載されている部分の前には「この取り扱いについては、今後、政府における感染防止対策全体の方針のもとに、適宜見直しを行います」と記載されているので、実施する方向性だが、状況によっては見直しをするということが記載されています。
また、「個別の実施方針」では「聖火リレーを実施する当該都道府県の感染状況等を踏まえ、検討します」と記載されています。
以上のように記載されていることから、あくまでも個人的な見解ですが、規模を縮小してということはあるかと思いますが、実施することを前提として考えているように見受けられました。
上記を踏まえて、日本国内での最初の聖火リレーを実施する福島県の状況を記載します。
→2020年3月17日に新しいニュースが配信されました。「東京2020オリンピック聖火リレー実施における新型コロナウイルス感染症対策について」です。
「沿道での観覧」「セレブレーション(各日の最終到着地での聖火の到着を祝うセレモニー)」「感染予防への取り組み」などの内容が記載されています。
福島県の聖火リレーについて
福島県の聖火リレーのコースは以下のとおりです。
1日目
楢葉町・広野町→楢葉町→広野町→いわき市→川内村→大熊町→双葉町→富岡町→葛尾村→浪江町→南相馬市
セレブレーション会場:南相馬市の雲雀ヶ原祭場地
なお、東京オリンピック(東京五輪)の国内聖火リレーの第1走者は「なでしこジャパン」のメンバーです。
2011年にサッカー女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で初優勝した日本女子代表(なでしこジャパン)の当時のメンバーが走者ですが、どなたが走るかはまだ発表されていません。
2日目
相馬市→飯舘村→新地町→川俣町→福島市→猪苗代町→三島町→三島町→喜多方市→会津若松市
セレブレーション会場:会津若松市の鶴ヶ城公園市営駐車場
3日目
南会津町→下郷町→白河市→須賀川市→田村市→本宮市→郡山市
セレブレーション会場:郡山市の開成山公園自由広場
また、福島県の聖火リレーで聖火ランナーを務める芸能人(有名人)やスポーツ選手は以下のとおりです。
3月26日 Jヴィレッジ なでしこジャパン、TOKIO、南海キャンディーズのしずちゃん
3月27日 スキーモーグルの遠藤尚選手、大林素子さん、窪田正孝さん
3月28日 室谷義秀さん、箭内道彦さん
新型コロナウイルスの影響で福島県の聖火リレー(トーチリレー)はどうなるか?
2020年3月7日時点で分かった範囲では、新型コロナウイルス感染症への対策として2020年3月26日の1週間前の2020年3月19日までに福島県内での聖火リレーの具体的な運営方法について決定するとのことです。
→ 福島民友新聞の記事「「聖火リレー」19日までに運営法 新型肺炎対策、中止や延期否定」に記載がありました。
また、2020年3月26日に国内聖火リレーが開始され、福島県のJヴィレッジで式典も行われる予定となっています。この式典なども含めて規模を縮小して実施する方向で調整をしているとのことです。
規模を縮小とのことですが、当初の予定では3000人もの人が集まる予定となっていましたがこの人数を抑えて実施していく調整をしているとのことです。
なお、聖火リレーの中止や延期は考えていないとのことですが、今後の状況次第です。
最後に
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の新型コロナウイルス感染症対策に向けての基本的な方針などを調べましたが、2020年3月7日時点での組織委員会の意向としては中止や延期はせずに、対策を実施したうえで
実施していくという方向性かと思います。
ただ、まだ新型コロナウィルス感染症の影響で福島県での聖火リレーがどのように実施されるのか?の詳細が発表されていないので、2020年3月19日の発表を待ちたいと思います。
聖火リレーを楽しみにしていた子どもたちも学校の休校で聖火リレーがどうなるのか?式典などに参加を予定していた子どもたちもたくさんいらっしゃるかと思います。なるべく参加できるようにしてもらいたいと思いつつも
感染リスクを考えると規模を縮小することは必要かと思いますが、楽しみにしていた子どもたちのことを考えると複雑な気持ちになります。
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