スクラッチジュニアという無料アプリを利用してプログラミングを学ぶことができます。
幼稚園や保育園の年中・年長から小学校低学年まででも十分にプログラミングが学ぶことができます。
我が家の年長と小学校3年の子どもも実際に操作していますが、二人とも楽しみながら操作しています。
小学校3年の子どもはキャラクターを動かすための動きを組み合わせながら、自分でキャラクターを動かすことが面白いようで作って動かして、修正して、また動かしてを繰り返しています。
年長の子どもは、プログラミングを楽しむというよりかはキャラクターをデザインできる機能もあるので、色を自分好みの色や形にしたりとプログラミングもしていますが、どちらかというとキャラクターづくりを楽しんでいます。
そのため、幼稚園・保育園の年中・年長のお子さんでもあっても自分で作る楽しみがありつつ、小学2年生や小学3年生くらいになるとプログラミング自体に興味を持ち始めるかと思います。
スクラッチジュニアアプリであれば、このようにプログラミング初心者(プログラミング初級者)でも取り組みやすいアプリかと思います。
なお、この無料プログラミングアプリ(無料のプログラミング学習用のアプリ)がスクラッチジュニアというタブレット用のアプリです。
目次 Contents
スクラッチジュニアはタブレット端末用のアプリ
Androidのスマートフォンで利用できないかと試してみましたが、スマートフォンで利用できないことはありませんでしたが、子どもが利用することを考えるとタブレット端末で利用するのがオススメです。
タブレット端末で利用できますが、スクラッチジュニアの公式サイトではiPadなどはiOS9またはそれ以上のiPadで利用可能と記載されており、アンドロイドタブレットは7インチ以上で利用でき、AndoridOS5以上のタブレットで使用することがおすすめされています。
スクラッチジュニア(SCRATCH jr))を開発したのは?
スクラッチジュニアアプリですが、タフツ大学のDevTech研究グループ、マサチューセッツ工科大学メディアラボのライフロング幼稚園グループ、プレイフルインベンションカンパニーの共同開発した幼児向けのアプリです。
スクラッチジュニアのダウンロードの仕方
スクラッチジュニアをタブレット端末にダウンロードする場合ですが、iPadの場合はAppStoreからダウンロードできますし、Androidの場合はPlayストアからダウンロードできます。
また、スクラッチジュニアの公式サイトにもAppStoreやPlayストアのアイコンが用意されており、ダウンロードページに遷移できるようにもなっています。
スクラッチジュニアの使い方や操作方法は?
スクラッチジュニアでプログラミングする場合ですが画面の下にあるブロック(パズル)のような形のものを組み合わせてキャラクターを動かしていきます。
画面下の白い部分にパズルのような形をしたピースを移動させて、それらをつなぎ合わせてプログラミングしていきます。
パズルを繋げていきながらプログラミングをしていくことになるので、プログラミング言語を覚える必要もなく、パズルに描かれている絵の動きをしていくようになります。
例えば、以下のようにパズルを繋げた場合は
緑の旗をタップすると、キツネくんが12マス右側に動いて、終了します。
この場合、「緑の旗をタップする」という部分が黄色に緑の旗が描かれているパズルでの動きを表し
「12マス右側に動く」という部分が水色に右矢印が描かれているパズルでの動きを表し
「終了する」という部分が赤色のパズルでの動きを表しています。
このようにパズルを組み合わせてキャラクターを動かしていくのが「スクラッチジュニア」でのプログラミングです。
パズルの色で役割が分かれている
パズルですが、黄色・水色・紫色・緑色・オレンジ色・赤色と6つの色に分かれており、それぞれ役割があります。
黄色は「きっかけブロック」と呼ばれており、どんなことが起きるとキャラクターを動かすかを表しています。
緑の旗が描かれているパズルの場合は画面右上の「緑の旗」をタップすると、キャラクターの動きが始まります。
同じように人に指が重なっているパズルの場合は、画面上のキャラクターをタップすると、動きが始まります。
このように、自分が作った動きをどうすれば開始するのか?その開始するタイミングを決めるのが、黄色のパズル(ブロック)です。
ちなみに、この黄色のブロックを利用しない場合は、画面したに配置したパズルをタップすることでキャラクターは動きます。
黄色のパズル(ブロック)の種類
・緑の旗:緑の旗をタップするとキャラクターが動きます。
・人マークに指:キャラクターをタップするとキャラクターが動きます。
・人と人がぶつかる:キャラクターが他のキャラクターにぶつかると動きます。
・メールを開く:指定した色のメッセージを受け取るとキャラクターが動きます。
・メールを送る:指定した色のメッセージを送ります。
水色は「動作ブロック」と呼ばれていて、キャラクターを動かすためのブロックです。
ブロック(パズル)に矢印で動く方向が記載されているので、矢印の方向に動くと思ってもらえればと思います。
この動作ブロックには数字が記載されていますが、この数字はキャラクターが動くマス目を表しています。
画面上にはマス目が表示されていませんが、マス目を表示させることができるので、最初のころはマス目を表示させると分かりやすいかと思います。
また、回転のマークがありますが、12を指定すると1回転します。6を指定すると半回転します。
なお、「×」マークがついているブロック(パズル)は、最初の場所に戻す場合に利用します。
紫色は「見た目ブロック」と呼ばれていて、キャラクターの見た目を変化させるブロックです。
キャラクターに吹き出しを表示させその中に表示されるメッセージを指定したり、キャラクターを大きくしたり、小さくしたりできます。
緑色は「音ブロック」と呼ばれていて、「ポン」と音を鳴らしたり、自分で録音した音を鳴らすことができるブロックです。
オレンジ色は「制御ブロック」と呼ばれています。
オレンジ色のブロックの中には繰り返しのブロックがあり、このブロックの中にブロックを入れることができ、入れたブロックの動作を指定した回数分、繰り返すことができます。
あと、ストップウォッチのブロックがありますが指定した数字の分だけ停止します。なお、時間は0.1秒単位のため、10と入力すると1秒間となります。
赤色のブロックは「終了ブロック」と呼ばれ、キャラクターの動きが終了したことを表したり、繰り返しとなるように設定したりを表しています。
赤色のブロック:終了を表します。
繰り返し(矢印がループ):何回も繰り返しをすることを指定しています。
ページ:指定したページに移動します。
このようなパズルを組み合わせて、キャラクターを動かしながらプログラミングを学んでいくのがスクラッチジュニアです。
スクラッチジュニアを子どもと一緒に楽しむために
ここまで操作方法を説明しましたが、まずは親が操作方法を覚えておかないと子どもと一緒に操作できないかと思います。
親としては、子どもにプログラミングをやらせてみたいと思うかと思いますが、このような場合、最初は一緒に操作するのがよいかと思います。
スクラッチジュニアの対象年齢は7歳くらいまでのため、まずは親がキャラクターを動かしてみて、子どもの反応をみてみましょう。
我が家の子どもたちもまずは自分がパズルを組み合わせてみて、その様子を見せながら取り組んだところ、こうしたい、ああしたいという反応があり、そこから自分たちでパズルの組み合わせを変えたり、設定されている数を変えたりしました。
具体的には、バスケットボールをドリブルするプログラムを作りました。
→ スクラッチジュニアの「アクティビティ」
なお、このプログラムはスクラッチジュニアのサイトに掲載されていたものです。
掲載されていたプログラムを使って、実際に作って、それを見せました。
見せた後に設定されている数字を変えたり、シュートみたいに上に投げるためにはどうしたらよいかを子どもに質問しながら、一緒に考えたりをしました。
このようなに最初は親がプログラムしてあげて、その際は、スクラッチジュニアのサイトに掲載されているものを利用して、そこから子どもと一緒に考えて変更、修正させていくことで、子どもたちも使い方を覚えていくのではないかと思いました。
ひとまず作ってみる
スクラッチジュニアで子どもたちにプログラミングを学習(勉強)させようとする場合ですが、1から作るのではなく、出来上がっているものを修正するようにしていくのが親としても教えるのが楽かと思います。
スクラッチジュニアの「アクティビティ」のページにいくつもの例が掲載されているので、この中から子どもが気に入りそうなものを選んで作ってみてください。
操作が説明されている本もある!
Amazon(アマゾン)でスクラッチジュニアの書籍(本)をしらべてみましたが、Kindle版の電子書籍であれば無料で購入することができました。
画面の使い方から、水族館のプログラミングの仕方やあみだくじの作り方など、実際に楽しめるプログラミングの手順などが記載されています。
子どもでも読めるようにひらがなで書かれているため、小学生であっても読めるかと思います。
もちろん、親が操作を覚えたりプログラミングの仕方を知る上でも目を通しておくのも良いかと思います。
最後に
小学校でプログラミング教育が2020年度から必修化され、小学生の時からプログラミングに取り組む必要があります。
ただ、算数や国語というような教科として学習するわけではなく、学校の教科の中の題材としてプログラミングが入ってくるようなイメージです。
プログラミングを取り入れながら学習していくようになるので、あらかじめプログラミングというものに触れておくために無料アプリなどを活用しておくのが良いのではないかと思います。
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