東京オリンピックへの内定が決定した山西利和(やまにしとしかず)選手(男子20キロ競歩の選手)について出身高校や今までの記録などをまとめました。
また、山西利和選手(やまにしとしかず)選手が出場されたドーハ2019世界陸上での結果なども記載しています。
目次 Contents
山西利和(やまにしとしかず)選手のプロフィール
東京2020(東京オリンピック)の競歩でメダル候補の一人としてあげられる20キロ競歩の山西選手のプロフィールから紹介します。
所属:愛知製鋼株式会社
大学:京都大学 工学部物理工学科(京都大学は現役で合格)
高校:京都市立堀川高等学校(堀川高校)
中学:長岡京市立長岡第三中学校
生年月日:1996年2月15日(23歳)
身長:164cm
体重:54kg
やまにし選手ですが最初は陸上競技を始めました。長岡第三中学校時代は3000mのトラックランナーであったそうですが、堀川高校時代に陸上競技部の先輩がきっかけで競歩に転向しました。
ちなみに、小学校の低学年の頃の学校内でのマラソン大会では後ろから数えた方が早いくらいの順位でどちらかというと運動は苦手なタイプだったとのことです。しかし、高校1年生で競歩に出会い、のめり込んでいったとのことで、のめり込んでいった理由としては、コツコツと取り組めるのがご自身に合っていたとのことでした。
山西選手の高校時代の成績
2013年7月10日から2013年7月14日の期間で開催された第8回世界ユース陸上競技選手権大会(ウクライナ)で男子1万メートル競歩に出場して日本人選手として同種目の初優勝(金メダル)を獲得しました。
また、2013年の大分で開催された高校総体で陸上競技の男子5000m競歩で高い記録を更新する20分55秒24で優勝
山西選手の大学生時代の成績
山西選手の大学時代の成績ですが、2017年8月19日から2017年8月30日まで開催された台湾の台北市で開催された2017年夏季ユニバーシアードの陸上競技の男子20キロ競歩で1時間27分30秒で優勝されました。
また、2018年8月18日から2018年9月2日からインドネシアのジャカルタとパレンバンで開催されたアジア大会の陸上競技の男子20km競歩で1時間22分10秒で銀メダルを獲得しました。
なお、京都大学には指導者がいなかったため、母校である堀川高校で週に1・2回は練習していた。高校時代の恩師である船越先生のもとで練習していた。
その後、20キロ競歩の世界記録保持者の鈴木雄介選手を育てた内田隆幸コーチ(2019年9月時点でも山西選手のコーチを務めています)を紹介してもらい、定期的に石川県に赴き指導を受けていました。
その結果、大学3年時に出場した日本選手権では3位、4年時に出場した日本選手権では2位と着実に力をつけていきました。
また、卒業間際の2019年3月の全日本能美大会で今季世界最高のタイムとなる1時間17分15秒をマークしました。
山西選手の社会人時代の成績
2019ドーハ世界陸上で1時間26分34秒で金メダルを獲得しました。
2020年2月16日(日)、神戸市で開催された「第103回日本陸上競技選手権大会男子・女子20km競歩 兼 東京2020オリンピック男子・女子20km競歩日本代表選手選考競技会」の男子20km競歩で山西選手(愛知製鋼)が1時間17分36秒で優勝されました。
東京オリンピック(東京2020)に内定
山西選手が世界陸上ドーハ2019で競歩の20kmで金メダルを獲得されました。
また、この優勝(金メダル)によって日本陸連の規定を満たし、東京オリンピックの代表にも内定しました。
ちなみに、競歩の20kmについてはオリンピック・世界選手権を通じて日本としては初めてのメダルを獲得しました。
また、金メダルを獲得したにも関わらず「まだちょっとやり切れない」とのコメントもありました。
このコメントの背景にはラスト3キロでいききれないなという部分があったとのこと。偶然、相手が来なかっただけなので、追いついてくる選手と勝負するとなった時には勝てないと感じていたとのことです。
ラストはいくと決めていたが行ききれない部分に自分の気持ちの弱さがあるという話をしていました。
金メダルを獲得しても、そこに満足していない点が伺えるコメントかと思います。
この点をみると現状に満足することなくさらに飛躍されることを期待したいと思います。
また、内田隆之コーチがみる山西利和選手の強み以下の2点をあげていました。
・金メダルを獲得しても悔しいと言えることの山西利和選手の性格
・指示をすぐに自分の動きに反映できる能力
世界選手権ドーハでも反則が取られる可能性があったのでフォームの修正を指示したところ、すぐにフォームを修正したとのことです。
このようなエピソードを聞くと、レース中でも冷静に対応できていることを物語っているかと思います。
山西選手は京都大学出身ですが、同じように京都大学出身でメダルを獲得した方がいるのかを調べてみましたが、京都大学出身で世界選手権やオリンピックで金メダルを獲得したのは1936年のベルリンオリンピックの三段跳びの田島直人(たじまなおと)さん以来、83年ぶりのこと。
さらに世界選手権で日本人が金メダルを獲得したのは以下のとおり。
1991年 大阪大会 男子マラソンの谷口浩美さん
1993年 シュッツットガルト大会 女子マラソンの浅利純子さん
1997年 アテネ大会 女子マラソンの鈴木博美さん
2011年 大邱大会 男子ハンマー投げの室伏広治さん
2019年 ドーハ大会 男子50キロ競歩の鈴木雄介選手
堀川高校出身のオリンピック選手は?
京都大学でのメダリストという点で調べていた時に、山西利和選手の出身校である堀川高校ですが、堀川高校に関連がある方でオリンピックのメダリストがいらっしゃいました。
それが人見絹江(ひとみきぬえ)さんです。アムステルダムオリンピックの陸上競技、女子800mで銀メダルを獲得された方です。
堀川高校の前身である京都市立第一高等女学校に体育教師として4か月間ですが勤務されていました。
東京オリンピックの男子20km(男子20キロ)競歩の日程は?
山西利和(やまにしとしかず)選手の出場が予定されている東京オリンピック(東京五輪)の男子20km競歩決勝ですが、2019年7月31日(金)の午前6時からスタートが予定されています。
時間としては1時間30分ほどですので午前7時30分ごろにはレースが終了しているかと思います。
山西選手ですが東京オリンピックの前年である2019年の世界選手権で優勝していることもあり、東京オリンピックの金メダル候補のひとりになるかと思いますのでレースの日は声援を送っていただければと思います。
なお、東京オリンピックの男子20キロ競歩ですが、観戦チケットは販売はありませんでした。また、レース会場は皇居外苑で、皇居の二重橋前をスタート・ゴール地点としたコースとなっています。
最後に
世界陸上2019ドーハでの金メダルも記憶に新しい山西利和(やまにしとしかず)選手ですが、今後も練習を重ねてさらなるレベルアップを図り、懸命に歩いている姿を見せながら多くの人に感動を与えられる選手を目指してほしいと思います。
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