先日、千葉県の山武市で稲刈り体験(お米の収穫体験)をしてきましたが、稲刈りを体験するだけでなく収穫した稲穂を自宅に持ち帰ることができました。
そこで、持ち帰った稲穂(お米)を乾燥させて、最終的には精米まで行えないかと考えてやり方などを調べてみました。
普段、当たり前のように食べているお米ですが、食べれるまでにどのような過程を経て、食べられるようになるのか?
単純に興味をもったこともあり、また、今回収穫をしたこともあったので、この機会を利用して、実際にやってみようと思ったことがきっかけです。
稲穂(お米)を収穫してからの作業の流れとしては以下のとおりです。
乾燥 → 脱穀 → もみすり → 精米
目次 Contents
稲穂の乾燥について
まず、収穫した稲穂(お米)は乾燥させます。
収穫した稲穂は水分を多く含んでいるので乾燥させて、その水分を減らしていきます。
田舎に行くと収穫した稲穂を束にして「ハゼ」に稲穂を下にしてかけられているのを見かけることができます。
このように、稲穂部分を下にして、吊るして乾燥します。我が家でも以下のように稲穂部分を下にして、乾燥させます。
ちなみに、乾燥が進むと稲穂部分の全体が白んでくるそうです。
また、乾燥には天日干しが理想で、おおよそ7日程度の日数が必要とのことです。(稲刈り体験の後に、いただいた資料に記載されていました)
脱穀について
稲穂全体が白んできたら、稲穂の部分を手で落とします。十分に乾燥がされていると、すぐに落ちるようです。そのため、手で落とす場合は、器や新聞紙などを用意して、そこに落とすのがよいそうです。
なお、なかなか落ちないようであれば牛乳パックを利用して脱穀を行うこともできます。
飲み終わった牛乳パックを洗って乾燥させ、稲穂(もみ)を牛乳パックの飲み口から中に入れ、飲み口を手で押さえながら茎を引き抜いていくと牛乳パックの中にもみが落ちてもみを集めることができます。
もみすりについて
集めた殻粒を「すり鉢状」器に入れて、以下のいずれかの方法で脱穀を行います。
①殻粒を太めの棒で軽くつつく
②ゴマすりを行うように殻粒を擦る
③すり鉢の中で、軟式野球のボールを使用して殻粒をこする
十分に乾燥していると、米粒と籾殻に分離することができます。ちなみに、この段階では、玄米です。
精米について
精米については、家庭用卓上精米機、スーパー店頭での精米機、お米屋さんなどで実施できるとのこと。
精米を行わなくても玄米のままでも、もちろん食べることができますし、精米をした後の白米を食べることもできるので、その部分はご自身の興味で選んでいただければと思います。
最後に
娘に稲刈りを体験させるためと思いながら、自分自身もいろいろと知らないことが経験できたので、純粋に楽しめました。
そして、何気なく毎日食べているお米ですが、実は非常に大変な作業を経て、食卓に並んでいるのだと知りました。
いろいろと便利なことが多くなっていて、便利が当たり前と思っている部分があるので、このような機会に、いろいろな苦労をしてみるのも面白いことだと感じました。
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